日本からは荒川静香・村主章枝・安藤美姫の３選手が出場した、女子フィギュア。最初に日本から挑んだ安藤は４回転サルコゥに挑むがミスしてしまう。しかしながら前向きなプログラムに会場は息をのんだ。そして、２番手には荒川静香の滑走。サーシャ・コーエン、イリーナ・スルツカヤという米露の強豪をものともせずショート･プログラム３位の位置から挑んだフリー・プログラムで自らの大好きなトゥーランドットをＢＧＭに変更し、得意のしなやかなイナバウワーから３連続コンビネーションジャンプを見事に演じ他を寄せ付けない191.34の高得点を獲得。３番手はベテラン村主。演技力・回転はどの選手にも負けない魅力的な一面を持つ。トリプルトゥループがダブルになってしまったりとテクニカル・エレメンツが伸びずに会場からも溜め息が漏れる結果となった。
ショート・プログラムトップであったサーシャ・コーエンは途中ジャンプミスを連続で続けてしまい、フリーでは思ったように得点が伸びなかったものの、プログラム・コンポーネンツでは60点台を叩き出す結果に。荒川の上に付けていたイリーナ･スルツカヤもジャンプ後の両足着氷からのミスがひびく結果となった。金が荒川静香、銀がサーシャ・コーエン、銅がイリーナ・スルツカヤとなり、村主は惜しくも４位で安藤は15位となり、トリノの神様はアナタに微笑みました、おめでとう、荒川静香！！
