USER'S SIDEのおやっさん出てきましたね。
確かにここ数年前から秋葉原のPCパーツ低価格化が進み
また、サブカルチャーの進出によって秋葉原におけるPCパーツの比重が
もの凄く減少してきているのは事実で。。。
なぜか・・・?
それは今、PCパーツというものは
秋葉原に来なければ買えないという商品を除き
どこの近郊ロードサイドPCショップへ行っても
秋葉原並みの品揃えが出来る上に
インターネットショッピングの蔓延により店頭でのメリットが減った事が大きな要因と
私は考えていますし、実際にそうなりつつある。
つまり、今の秋葉原PCパーツショップへ購入しに来る人々は
-
- なるべく安く購入したく、尚且つ最新のパーツを手に入れたい
- 全くの初心者で一から組むので、知識が豊富な店員に教えてもらいたい。
の2つが多いのではと推測できる。
ところが、初心者が一から組むメリットといえば安く組み上げる事が
最初に挙げられる事が多いが、最近のメーカー製PCやBTOPCなどは
メンテナンス性の向上だけでなく、大量生産による低価格路線を打ち出し
もはや自作PC市場が太刀打ち出来ない状況にある。
また、最近は家電量販店の
経営統合による寡占化が進んできているのが
秋葉原のPCパーツショップ衰退の要因の一つともとれる。
ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、コジマ、ビックカメラ、エディオン系列・・・
と家電量販店のトップ企業は、様々なジャンルに手を出しているのは事実。
例を挙げるなら
●●●●電器にはPCパーツだけではなく
白物家電、音楽器、照明家具、書籍、デジタル家電、、、と多ジャンルが存在していて
そんなお店で白物家電を買ったPCパーツの知識に疎い家庭があったと仮定する。
その家庭が自作PCを組み立てようと検討した際に
『そういえば、●●●●電器はPCパーツも売ってたよね〜』
『白物家電を買ったときのポイントもあるし、分かりやすいからあそこで買おうか』と
といった、会話が起こることはまず間違いなく
値段的(店舗によるが)には、お世辞にも安いとは言えない値段でも
購入に至るというような、事も実際にあったりもする。
“PCパーツの秋葉原”と呼ばれなくなる日もそう遠くは無いかもしれないのだ。
秋葉原の行く末・・・
パソコン市場は、規制が緩かったというのもあり
急速に発展した市場ではあったが、もはや成熟期に突入した市場は
これ以上の発展も望めず、衰退期に突入するのは目に見えている。
記事にもあるように、サブカルチャーがメインになるような事はなく
あくまでサブはサブであるので、これからの秋葉原はパソコンに変わる“顔”が
出来ない限りは衰退の一途を辿るであろう。
中央通り沿いの大型店舗が次々と撤退し
新たな事業が展開されているのは、まさに家電の街から変わりつつある
時代の狭間をみているのかもしれない。